金閣宝

雑記です。

能面を顔面から少し離して装置じ、からだを視野から消すと、身体がおぼろげで不安定なイメージへと拡散してしまう。そこで、体勢をしっかり保つためにからだの力を内側から組織しなおさなければならなくなる。てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)

剣道にも同じことが言える。面をつけると、自分の体は見えない。もっぱら相手を見ているから自分が見える必要はそもそもないのだろうか。

ずっと不思議に感じていることがあって、それは面をつけているときと同じ動きを防具をつけていない状態でしようとするとうまくできないことだ。感覚としてはリミッターのようなものが体の節々で働いている感じで、きっと防具をつけることでいろいろ気持ち的には解放されているのかと思ったりもする。昔、面をとって稽古をした(寸止め)ことがあって、なかなか緊張したのを思い出した。

長生蘭

3ヶ月ほど前に、オザキフラワーパークという都内では大きめな、植物多く取り扱うお店に行った。そのときはアデニウムやパキポディウムといった、塊根植物が目当てだったのだがあいにく売っていなかった。時期が悪かったらしい。それらは、南国原産の植物なのでやはり夏に多く出回るそうだ。

かわりに何か別のを買おうと思い、見つけたのが「金閣宝」だった。古典、と書かれたエリアにあったそれは長生蘭というらしい。葉の形や模様に価値を見出し、名前をつけ、江戸時代ごろから多くの種類があったようだ。

鑑賞価値が認められる各部分の特徴を芸という。 wikipedia

本物どれ

f:id:shunjisato:20170505004253p:plain

自分が持っているのと様子が違いすぎて、定義があいまいなのか、誤解されているのか謎。

自分の。全然ちがう。

f:id:shunjisato:20170505004258p:plain

高い

f:id:shunjisato:20170505004301p:plain

店で買ったときは2000円もしなかったのに、ヤフオクで高値で取引されていてびっくりした。

世界中どこにでもある蘭

南極をのぞくすべての大陸の熱帯から亜寒帯に自生する。被子植物の中では最も後に地球上に現れた植物である。被子植物の中で、もっとも種数の多い科となっている。 植物体は偽鱗茎(バルブ)を持つものなど独特の部分が多く、また、花は左右対称で、虫媒花の中では特異なほど効率の良い花形を発達させ、特定の昆虫との共進化を見せるものも知られている。また根や種子の発芽では菌との共生が大きな役割を担う。 短期間に急速に適応放散してきたため種の間の遺伝学的隔たりが小さく、種間雑種や属間雑種ができやすい。また、媒介昆虫との共進化の例が知られており、現在においてもなお急速な進化を続けていると考えられている。 花の美しさや姿のおもしろさから、多くのものが観賞用とされており、またそのための採集圧から絶滅の危機が問題になっているものも多い。 蘭は元皇族・高円宮家の典子女王(千家典子)のお印である[1]。 wikipedia

そういえば、去年新宿御苑にいったら蘭の絶滅危惧種を保管してた。